日本語言語文学学科
北京科技大学の日本語言語文学学科は2003年に創設され、これまで17年の歴史があります。「基礎重視」と「実践重視」の教育理念のもとで、日本語言語文学学科は現在、優秀な教師陣と充実したカリキュラム、日本の一流大学への留学チャンス、最新設備を導入した教育環境を誇っています。教師陣は長年にわたり日本語教育に取り組み、「日本語✙」型の人材を育成する道を切り開きました。17年の間に数多くの優秀な学生を輩出してきました。現在、多くの卒業生が日本と中国で日本語をいかして活躍しています。
13名の高学歴中国人教師と5名の責任感の強い日本人教師により、学生はクオリティの高い授業を受けることができ、それに加えて個別指導を受けることもできます。日本語言語文学学科は現在、教授1名、准教授5名が在籍しています。すべての中国人教師は日本の一流大学での二年以上の留学・研修経験を持ち、そのうちの7割は博士号を取得しています。また、中国政府奨学金を取得した訪問学者が3名、北京市「青年英才計画」に選ばれた教師が1名、日本学術振興会特別研究員が1名在籍しています。日本人教師は5名と多く、日本語教育関連分野での修士号を取得している高いレベルの教師です。
日本語学科を設置した全国381校の内、北京科技大学の日本語学科はトップ20に入っています(中国科教評価網 www.nseac.com 2019-2020年全国日本語学科ランキングより)。教員たちは国家レベルの研究項目1件、地方レベルの研究項目8件を担当し、学術著作7冊、翻訳作品3冊、「第十二次五ヵ年計画」指定の日本語専門教科書を20冊以上出版しました。また、国内外の一流学術誌で研究論文を百篇以上発表し、学術研究成果が豊富です。そして、「日本大衆文化」の授業はMOOCで好評を博しました。
日本語言語文学学科は「日本語プラス」型の人材育成法を採用し、日本の大学と連携して、「2+2」のダブルディグリープログラムを設立しました。日本の大学に留学する時、学生は経済・金融・メディア・福祉などの専攻を選び、卒業後は北京科技大学と日本の大学から二つの卒業証書が与えられます。また、学生は北京科技大学にある38学科から一つの学科を選択し、ダブルディグリーまたは副専攻の学位を取得することができます。日本語専門の授業だけでなく理工系大学特有の授業も選択することで、学生の日本語能力を高めつつ、個性化した人材の育成もできます。
現在、「日本語言語文学」修士課程と「MTI(日本語通訳・翻訳)」修士課程が設置されています。
基礎日本語、精読、日本語視聴説、会話、作文、翻訳、通訳、科学技術用語翻訳、日本概況、日本文学概論、中日文学比較概論、日本文学名作閲読、日本語言語学概論、日本語高級閲読、日本社会の歴史と文化、学術論文の作成など、日本語能力を身につける授業が豊富です。
日本語言語文学学科は長期的に日本の北海道大学、九州大学、広島大学、中央大学など20校以上の一流大学と実質的な交流をしています。学生は短期留学、夏休みの海外インターンシップ、連合プロジェクト(早稲田大学をはじめ多くの一流学校との3+1、2+2ダブルディグリー、院生の1+1ダブルディグリー)を自由に選べます。毎年、約四割の学生が日本へ留学します。連合プロジェクトは学生たちの視野を広げ、革新意識を育てます。その他、日本への短期有給インターンシップは学生に日本の企業文化を理解できるチャンスを与え、今後の海外就職活動にも役立ちます。
4年間の勉強を経て、2割の学生が推薦で国内の大学院に進学できます。毎年、北京大学、清華大学、北京外国語大学、北京師範大学、上海外国語大学、北京科技大学などの有名校に入り、日本語または法律の修士課程を受ける卒業生が多数います。一部の卒業生は、日本、イギリス、アメリカ、カナダの有名校でさまざまな専攻を選び、進学しています。そのほか、国内または日本の大企業に就職する卒業生もいます。
就職率:学部生の就職率は約98%、院生の就職率は直近三年100%。
国内の大学院に進学:北京大学、清華大学、北京外国語大学、中国人民大学、北京師範大学。
海外留学:東京大学、大阪大学、名古屋大学、北海道大学、早稲田大学、慶應義塾大学、中央大学、法政大学。 イギリス、アメリカ、カナダの有名校もあり。
就職企業:トヨタ、HITACHI、NEC、三菱銀行、野村證券、北京現代など
日本語言語文学学科主任:王書瑋
事務室:外語楼203
TEL: (010)62333795
メールアドレス:wangshuwei@ustb.edu.cn